Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第六章のあらすじ 
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 死に絶えた都の地下王墓を進んだ、クルス、カイオス、アルフェリアと賊の男たちは、そこで七君主の『闇』に捕らわれたティナと、石板に操られた賊の少年の姿を目撃する。
 少年を助けたければ、ティナを殺せ。
 カイオスに、そう持ちかけた七君主の求めに応じ、彼はティナに刃を向ける。
 血に染まり、倒れるティナ。
 しかし、実際には彼女は傷つけられていなかった。カイオスの機転により、彼女は無事に救い出される。
 石板に操られた賊の少年も正気に戻し、後は七君主から逃げるだけとなる。
 しかしそのとき、今一人の人物が放った魔道の衝撃が、その場の人間たちを地に伏した。
 アベル・シル・セレステア・ミルガウス。
 にこやかに微笑んだ少女は、朗らかに宣言した。
「やっと見つけた。だから、死んでください。『フェイお兄さま』」と。

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