Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第八章のあらすじ 
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 フェイが目覚めないかも知れない――その事実を聞かされて飛び出していったアベルとティナ。
 兄が目覚めないことに――そして、『混血児』とひどい言葉で拒絶したことに、ショックを受けていたアベルは、クルスの「謝ればいい」という言葉に、兄を目覚めさせるために行動することを誓う。
 そして、ティナはレイザを失ったこと、不死鳥を制御できなかったことで、前に進むことができなくなっていた。
 しかし、カイオス・レリュードに「あきらめの悪さ」を問われ、『前に進む』ことを思い出す。  ――もうあきらめない。  雪原に誓った彼女の言葉を、カイオスは静かに受け止めたのだった。


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