副船長が目覚めない原因を探るべく、白の学院を訪れたティナ・カルナウスとカイオス・レリュード。
街は、歴史の生誕際で賑わい、多くの人に溢れていた。
その雑踏の中、彼女たちはアクアヴェイル国王の秘書である『カイオス・レリュード』の義弟、エミアス・セントア・ブルグレアと出会う。
ミルガウスの左大臣として、エミアスに対峙したカイオス・レリュードに、彼は、義兄カイオスに対する尊敬と無念を語るのだった。
一方、カイオスを待つティナに、頭から羽を生やした不可解な男が声をかける。
ミルガウスにたどり着く前のカイオスを知っているかのような口ぶりに、只者ではない気配を感じながら、ティナは促されるまま、生誕際にわく街の中心で、踊りを踊ることになってしまう。
その最中、彼女を見つめる『誰か』の視線を受けるティナ。
それが、『誰』か、を見極めようとした刹那、立て付けの悪い建物が崩れ、その下敷きになる子供を、目にとめてしまう。
とっさに子供を庇って身を躍らせたティナ。
そんな彼女を、さらに庇って倒れたのは、別行動をしていた、カイオス・レリュードだった…。
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