Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第四章のあらすじ 
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 ティナ達が土の神剣の元へ向かっている頃、混血児の村で待機しているカイオス・レリュードたちの元に、意思あるダグラスとウェイ・アグネス・ウォンが訪れる。

 『二つに分かれて歪んでしまった属性を、一つに戻して歪みを正す必要がある』

 執拗に繰り返すウェイに、『二つに分かれている状態で均衡を保っている属性を『一つ』とすることにはリスクが伴う』と切り返すカイオス・レリュード。
 戦闘に至ることなく退いたウェイたちの言葉に対して、アベルがふと疑問を投げかける。
 土の属性継承者はジュレス『一人』で均衡が保てているのではないのか。
 
 その問いに答えたのは、フェイ・アグネスウォンだった。
 土の属性継承者は『二人』いる。
 その真意を明かさないまま、彼はただ繰り返した。
 土の属性継承者は『二人』いる、と。

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