Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第一章のあらすじ 
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 その昔起こった『二つの』天地大戦により、分断されてしまった三つの世界、天界、地獄、そして地上。
 天と地と地の交わる地、聖地にて、三世界を分かつ結界の要石、石版は、しかしある時突如砕け散ってしまった。
 聖地を守護する王国『ミルガウス』は、闇の石版の回収令を出し、その甲斐あっていくつかの石版は再び聖地に集う。

 そんな中、ミルガウスを収める若き左大臣カイオス・レリュードの元に、突然、彼と瞳の色を除いてそっくりの人間が現れる。
 『闇の石版をもってこい。そうしなければ、ミルガウスを滅ぼす』
 そう言い残して消えた男。
 この接触が、すべての始まりだった…。


 見た目はぼろっちい石の欠片、中身は世界を分断する結界の要石、『闇の石版』を携えて、石版を守護する王国『ミルガウス』を目指していた、ティナ・カルナウスとクルス。
 しかし王国の目と鼻の先で、大量の魔族にでくわし、命からがら逃げついた先で、なぜか、石版の安置所である『鏡の神殿』が燃えていた。
 よく分からないけどなんかやばい…本能で悟ったティナは、即刻その場を立ち去ろうとするが、運悪く、なぞの青年(ティナ曰くの町人F)+ミルガウスの兵士達に見つかってしまう。
 なんだか身分は高めなFとの一悶着の末、抵抗むなしく、彼女らは抑留されてしまうのだった。
 そして、牢中のティナたちの眼前に現れた町人Fは、鏡の神殿に安置されていたほかの石版が紛失していた事、そして、石版を盗んだ犯人として、ティナたちに極刑が言い渡される可能性がある、と…淡々と語ったのだった。

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