Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第三章のあらすじ 
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 道の往来で、ぐったりとした(眠っているだけともいう)王女を発見した、ティナ。
 すぐさま彼女を連れた赤髪の男とローブの青年を呼びとめ、問いただすと、逆に『王女を返して欲しければ、決闘しろ』と突きつけられる。
 そこに、カイオスやクルス、そして黒髪の男アルフェリアも合流し、彼女たちは一旦、赤髪の男の船に行く。

 赤髪の男――ロイドの船で、ローブの男との決闘をするティナ。
 手を抜かれた上での屈辱の辛勝だったが、何とか勝利。
 アベルを返してもらったついでに、赤髪の正体が、ゼルリア王国国王、ダルウィン・ジルザーグ・サレリアの義弟、戦鬼といわれる剛剣の海賊ロイド・ラヴェンと知る。

 驚きを隠せないティナたちの下に、悲報が舞い込んできた。
 それは、ここ最近、行方不明が相次いでいた、ゼルリアの巡視船が大破し、ほぼ全滅状態で帰港したとの知らせだった。
 その状況と、かろうじて生き残っていた乗組員の話から、彼女たちはゼルリア北方の海域に、石版があるかも知れないという結論に達する。
 ロイドたちの協力を経て、彼女たちは真偽を確かめるため、秘密裏にデライザーグの港を後にした。

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