Lost Words
神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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Lost Words 第一部闇の石板
第二話 妾将軍の秘宝
第八章のあらすじ
* * *
イクシオンの棲む『妾将軍の宝の海域』から、無事に石版を入手し、ゼルリアの首都デライザーグに戻るティナたち。
ことの次第を聞かされたゼルリア国王ダルウィンは、できる限りの『援助』として、王弟ロイドやゼルリア将軍『黒竜』アルフェリアを旅の仲間として送り出す。
新たなる仲間を乗せ、新たなる地に向けて、海賊船は静かにゼルリアの首都デライザーグを去っていった。
小さくなる陰影を見つめながら、ダルウィンは呟く。
「あの紫欄の目の娘、十数年前に、今のままの姿で会ったことがある」と。
それは、時の女神『不死鳥』を祭る村の巫女。
だが、不死鳥の村は、十年以上前、闇の石版が砕け散る前兆としての『黒き竜』に滅ぼされて、村人は全滅していた。
釈然としない疑念を胸に、ダルウィンは旅の無事を祈る。
* * *
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