Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第四章のあらすじ 
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 連れ去られた姫に心を残しながらも、ルーラ国王都を出発したティナは、アルフェリアらから、堕天使の聖堂にまつわる悲劇を小耳にはさむ。
 堕天使の聖堂へと入るための『印』は、幼い子供の命を犠牲にしたものだった。
 年に一度捧げられる生贄。
 だが、ただ一人そこから戻ってきた人間がいるという。
 『レイザ・ミラドーナ』。
 ミルガウスの宮廷魔道士。
 両親と双子の弟とともに聖地に赴いた彼女は、ひとり無傷で生還した。そのとき、それまでは黒かった彼女の髪は、真紅に染まっていたという…。

 一方で、ミルガウス南方守護府からの印を持つカイオス・レリュードの前に、七君主の使いである、意思在るダグラスが現れる。
 彼に導かれて赴いたのは、砂漠の国シェーレン…。
 そこには、七君主の姿があった。

 さらわれたルーラの姫を追い、一人離れて行動する副船長。
 交差する記憶の果てに、彼は無事に姫を救い出す。
 王子の生存に望みを託す姫に、ローブの青年は残酷に切り出した。
 その男は死んだ、と。
 悲しみにくれる王女に、だが、彼は黙って胸を貸す…。

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