Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第八章のあらすじ 
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 堕天使の聖堂で、番人との戦いを始めたアルフェリアたち。
 混血児であるがゆえに、魔法で戦えないジュレスとウェイを逃がすため、負傷した将軍は、カイオス・レリュードが『援護を出し惜しんだ』ために、窮地に立たされてしまう。
 番人の死の鉄槌が下されかけたそのとき、聖堂の異空間に閉じ込められていたティナが不死鳥を従え現れた。
 石板を取り出し、聖地の秩序を戻した恩を口にして、聖堂の番人は、戦線を収める。
 そんな番人にティナは問うた――「堕天使の聖堂で見た幻は、『本当にあること』なのか」
 その脳裏には、垣間見たレイザの過去のことと――激しい戦闘の末に、七君主の魔力に刺し貫かれたカイオス・レリュードの像があった。
 立ち尽くすティナに、番人は無情に告げる――。
 聖堂の幻は、『過去』であり、『未来』だ。
 そこで展開された光景が、『変わる』ことはない、と。
 言葉を失うティナに、番人はもうひとつだけ付け加えた。
 だが、『時巡る空間』から、無事に石板を持ち出すことの出来たティナならば――別の道が開けるかも知れない。

 その言葉をかみ締めるように、ティナは聖堂を後にした。
 村で仲間たちに合流し、ロイドたちの船に戻る。
 その、いかなる瞬間にも、彼女の脳裏には、不吉な『未来』の像が張り付いていた…。

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