Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第一章のあらすじ 
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 熱砂の大陸シェーレンに降り立ったティナ・カルナウスたち。
 旅の安全のために、キルド族の隊商に身を置く最中、ティナは、カイオス・レリュードが熱を出して倒れているところに出くわす。
 差し伸べた手を払われて、思わず心無い言葉を放つ彼女に、彼は殺気を向けた。
 そのまま、決別するように別れてしまった。
 その後、姿を消したカイオスを探して、キルド族の隊商を歩くティナの前に、『意思をなくした』カイオス・レリュードが現れ、彼女に剣を向ける。
 すんでのところで副船長に助けられるも、そのまま彼は意思あるダグラスとともに虚空へと消えてしまった。
 呆然とする彼女の中に、耐え難い悲しみの影があった…。

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