Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  閑話2のあらすじ 
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 七君主との戦いが終わり、副船長は船に、アベルとアルフェリアは城に、クルス、ティナ、そしてカイオスは、緑の館に滞在していた。
 属性魔法を使った反動で、熱の下がらないカイオス・レリュードを介抱するティナは、熱に浮かされた彼が、女性の名前を呼んだことに、なぜか動揺する。
 その後、館に訪ねてきたアルフェリアとカイオスが和解したことを聞いて安心するも、アベルの様子が普段とかけ離れて違うことに一抹の不安を覚えた。

 そんな中、緑の館にキルド族のナナシが訪れ、クルスの兄だと明かす。
 『迷惑料だ』と高価な薬を置いていく代わりに、クルスと連れ立って出て行ってしまった彼に取り残されたティナは、さっそく薬をカイオス・レリュードに与え、経過を見てみるのだった。

 その後、薬の効果ですっかり回復したカイオスとティナは、館に巣くう幽霊となぜかばったり鉢合わせる。
 幽霊が言い残した言葉『館に、あなたたち以外の者がいる』。
 その気配を、ティナは感じられなかったが、カイオスは気付いていた。
 分かるような『監視』をされることについての心当たりのないまま、二人は館で平穏な日々を送る。

 その頃、シェーレンの王宮の中で、新たな物語は、動き出していた…。

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