Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第二章のあらすじ 
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 石板を介して、少年を操り、ティナへと迫る七君主。
 そんな彼女は、自分が『変えた』はずの夢――七君主に操られたカイオス・レリュードとティナが、死に絶えた都で剣を打ち合わせている光景――を今だに繰り返し見る。
 すぐれない気分で、酒場から帰ってきていたカイオスと言葉を交わすティナ。
 そんな二人の前に、見知らぬ女が現れる。
 『マリア』と呟いたカイオスに、ティナは鼓動が高鳴るのを感じるのだった。

 一方その頃、さらわれた混血児の子供を捜して砂漠を行く、海賊船の船長ロイドと副船長は、襲いくる魔物に辟易しながら、先を進んでいた。
 そんな彼らに、突然襲いかかる、幾筋もの剣閃。
 それは、砂の大地の太陽を反射しながら、二人へと吸い込まれていくのだった――。

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