Lost Words
    神は始め、天地を創造された。「光あれ。」――こうして、光があった。
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  第三章のあらすじ 
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 七君主に乗っ取られたアベルと、傷ついたフェイを飲み込んだ異空間――それが現れる場所、ゼルリア領の更に北の大地を目指して、その地を司る北方領主に面会を申し入れたティナたち。
 北方領主――現ゼルリア国王ダルウィンの腹違いの兄にして、数年前ゼルリアの前身である、チェラ王国の、最も有力だった王位継承者だった――レーウィンから通行許可を得た。
 北の大地では、強大な力の護り人として混血児や異民族の一族が、小さな村を営んでいるという。
 そこを目指すことになったが、しかし、そこから先に広がるのは、地図もない不毛の土地。
 そこから先の道案内として、領主が示唆したのは、意外なことに、ゼルリアの黒竜アルフェリアだった。
 混血児の村の出身という彼に案内され、一行は隠れた村を目指して、旅立つこととなった。

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